トレッキング開始@テス
9月8日~9日 シュコドラ&テス
ビアディナリカトレイルというロングトレイルを歩くためにアルバニアの秘境、テス村まで行くことにしました。
テス村へは、シュコドラ(アルバニアの都市)で乗り換えてジープで行く必要があります。テス村は近年、ヨーロッパのトレッカーさんに人気らしく意外と簡単に行けました。
朝起きたのが遅かったのと、シュコドラでの乗り換えに失敗したので、シュコドラで1泊してから朝イチのテス村行きのミニバスでテスへ行きました。
テス村からバルボア渓谷を通過してバルボア村に行きました。ここの渓谷のトレッキングは人気で人がたくさん歩いていました。また、バルカン半島の山頂を巡るBalkan Peaks Trail というトレイル上でもあり、多くのトレッカーさんが、このトレイルを歩いていました。
ちなみにビアディナリカトレイルがマイナーことは、ここで気がつきました笑。
峠とはいえ1000mのアップダウンは堪えました。荷物が食料もあり重くなっているのも原因です(^^;
どこから来たのやら……犬が峠で寝ていました。この何でもあり感が嫌いではないです。
滝が有名みたいだったので迷いながら往復一時間近くかけて行ったのにわりと微妙でした笑。もはや今まで歩いていたロングトレイルの人達は来ず、地元の観光客に人気のスポットになっていました。
隣国コソボから観光にきていたコソボ人のご夫婦からコーヒーの差し入れを頂きました。本当にありがたいです。この後、果物たくさん&ジュースまで頂いてしまい至れり尽くせりでした。素敵なご夫婦でした。
キャンプ!!このトレイルの間はほぼキャンプです。初日はキャンプ場に泊まりました。キャンプはプライベートな空間もあるのでわりと好きですが、寒かったです。
さすがに荷物が大量になるのと、食料補給ができるタイミングが不明瞭だったのでガスをギリシャで買いました。これはギリシャで買っておいて正解でした!アルバニアではトレッキングの習慣がなく、トレッキング用品を買うのは少し大変そうでした(^^;
ガスがあることで調理ができます。めちゃくちゃ便利です!!この後、ずーと重宝すること間違いなしです。
標高があがったこともあり、秋風を感じます。旅の終わりが見えてきています。寂しいですね。
懐かしい雰囲気@ティラナ
9月5日~7日 ティラナ
夜行バスで移動すれば良かったと後悔しながら1日かけてメテオラからティラナまで移動しました。合計12時間の移動です。さすがに疲れました。
メテオラのバスセンターの人を信用したのがいけませんでした笑。1回バスを乗り換えればティラナに行けるよと言われましたが、結局3回も乗り換えて行くことになりました。
メテオラ→イオアニア・イオアニア→カカビア・カカビア→サランダ・サランダ→ティラナ………もはや呪文ですが、地名です。
アルバニアはギリシャの隣ですが物価はジョージアや中央アジアと同じくらいで、日本人や西ヨーロッパの人達は安いと感じます。言い方は良くないのですが、ヨーロッパの最貧国です。そのせいかアルバニアに入ったら、雰囲気が一気に中央アジアに戻りました笑。
EU圏内ではありますが、シェンゲン協定外・ユーロ圏外であるため、また宗教的にもイスラム教の人もいるためトルコの影響が強い印象でした。その辺りも中央アジアに似ている印象を感じさせるのかもしれません。
1991年のソ連崩壊まで共産国家であったアルバニア。今でも名残が残っています。共産主義時代の博物館にも行って来ました。
アルバニアの料理は個人的な好みに合っています。ギリシャがオリーブオイルにまみれていたので笑、繊細な味付けが嬉しいです。ティラナは首都……大きな町でした。
断崖絶壁@メテオラ
9月3日~4日 メテオラ
断崖絶壁の修道院、メテオラに行って来ました。ギリシャの有名な観光地らしいのですがアテネに着いてから知ったので、失礼ですが、さほど期待しないで行ったら思ったよりも良かったです(^^)
ちなにアテネから電車で4時間(当たり前のように電車の出発が1時間遅れたので実質5時間)。トレッキングしながら、そして疲れた体を休ませながら観光するには、ちょうど良い場所でした。
断崖絶壁。俗世と離れるため、オスマントルコの支配から逃れるために、この地に建てられたそうです。
今でこそ道も整備されて行きやすくなりましたが、昔は物も人も修道院から吊り下げられた一本のロープで行き交っていたという事実。昔は高所恐怖症の人だったから確実に行けない修道院です。
修道院にはキッチンがあり、ワインを造る場所もあり、これだけ見ると断崖絶壁の上とは思えななかったです。当たり前ですが、生活感があふれていました。
夕焼けも綺麗でした。時間がないとなかなか難しいのかもしれませんが、アテネから日帰りではなく1泊して、ゆっくりと散策しながら見るのがオススメの場所でした。心も体もリフレッシュできたので、次の国であるアルバニアに移動しつつ歩きを再開したいと思います。
ギリシャ!@アテネ
9月2日 アテネ
離島とはやはり雰囲気の異なる、大都市アテネに来ました。ギリシャといえば、、、アクロポリス!!見れて満足です。
朝の7時に港に着いたので、そのまま観光しました!アクロポリスは人人人!!!やはりシーズンオフになったとはいえ人気の観光地です。そして9月ですが、暑かったです😅
アクロポリスは修理中でした!文化財の保護の大変さと必要性を改めて学ばせてもらいました。そして、トルコ(Lycian Way)でゴロゴロしていたギリシャ時代の遺跡をキチンと再建したら、アクロポリスのように人気の観光地になるのではないかと感じられずにはいられませんでした(..)意外とトルコの遺跡は保存状態が良いので、もったいないなと。ただトルコ人によると、政府がギリシャ遺跡の再建には乗り気ではないようで、モスクとかオスマントルコ時代のものが優先されるそうです。国が違うとそうなりますね。
世界で唯一の全面、大理石の競技場です。改めて近代オリンピックの歴史を勉強できました。
次の2020年は日本。オリンピックが楽しみになりました!
アテネは古い歴史のある街です。そしてアフリカ系、シリア系、トルコ系、中国系、、、今はたくさんの移民の方もいらっしゃいました。今後どう多様な民族・文化と向き合っていくのか気になる都市(国)だと思いました。
エーゲ海クルーズ@キオス島
8月31日~9月1日
イズミル→キオス島
トルコの最後の都市はイズミルというところでした。トルコ第3の都市です。イズミルからバスで1時間でチェシメという港町に着きます。チェシメからキオス島(ギリシャ)のフェリーが定期的にでています。チェシメからキオス島はまさかの30分。他国が近いです。
相変わらずトルコは動物天国でした笑。ホステルのベッドは猫さまに占領されました。そんなトルコが大好きです!
トルコは楽しかった思い出だらけです。人が優しくて、ご飯が美味しくて、風景も良くて、、、最高でした!どの国も好きですが、トルコ人は日本人と似ていて、ホッとできました。勤勉で、気遣いしてくれて、、、感謝です。
トルコは第2の故郷のような存在になりました。ありがとう。
母からはエーゲ海クルーズと言われましたが、わりと荒波を移動しました笑。あっという間にキオス島へ!キオス島からはトルコが見えます。寂しくて涙が………と思ったら、
トルコ人のツアーに参加し、一気に何かが冷めました笑
ギリシャに来たなと感じたのが日曜はバスやお店が動かない!!そのため行きたい村に行けないので、トルコ人のためのトルコ語によるツアーに参加しました。少し働きすぎなトルコ人を見習って!と思う私は日本人です。
南部を巡るツアーでした。希少な木(キオス島の南部でしか生息しない)を見たり、村を巡ったり、ビーチによったりと意外と良かったです!休憩は多かったですが(^_^;)
近いけど、ギリシャですね。雑貨の雰囲気や街の雰囲気がトルコとは違いました。
お花が綺麗でジャレてしまいました。
ツアーに参加した大きな理由。ピルギ村にも行けました。外観が独特な建物が多いです。黒と白だけで、オシャレに見える……不思議な町でした。
キオス島は侵略の繰り返しに耐えてきた島のため、各村がそれぞれの独自性を持っていて面白かったです。南部だけでもだいぶ違いました!
もちろん海も綺麗でした。この綺麗なエーゲ海が当たり前になっており、他の海に入れるか不安です笑。本当に感動する蒼さです!
フェリーは日本のフェリーと同じ感じでした。夜行フェリーです。本当は昼間に移動してエーゲ海クルーズを楽しむ予定だったのですが、キオス島に1日は滞在したかったのと同じギリシャ国内ですが、アテネ遠いです(..)なので夜行フェリーにしました。
日本のフェリーの和室(雑魚寝できるスタイル)がなく全部イス席だったため、廊下でシュラフで寝てる人が多かったです。。。日本のスタイル取り入れれば良いのにと思いました(^^;夏の終わりということでフェリーは満員でした……夏が終わります。
Lycian Way総括!@トルコ
前半…7月上旬/後半…8月23~30日
Lycian Way 全長500km
トルコの有名なトレイルを歩いてきました。オススメ時期は春と秋です。夏は40℃を越える酷暑のため、冬は雨が多いため避けたほうが良いそうです。夏に歩いて確かに熱中症になったので、もし歩きたいと思った方は時期を考えたほうがいいかもです😅
通常はフェティーエ→アンタルヤですが、シルクロード的な関係(つまりは東→西)で踏破したいこともあり、私は逆方向から進みましたが、これもオススメできないです笑。何故なら、トレッキングのマーキングがフェティーエ→アンタルヤでついていて特に前半は道に迷うことが多かったからです(..)
まとめ
1、時期………春もしくは秋
この2点は守ったほうが良いかと思います。
そして、覚悟してほしいのが1000mのアップダウンの連続だということです。
わりと普通に山道を歩きます。ただ、村や町が多かったので、そこまで孤独感に悩まされることなく歩けました!
正規のスタート地点です。フェティーエ(正確にはオルデニズという隣の街)から始めます。
前半
私はアンタルヤの山奥からスタートしました。そもそもスタート地点ではなくゴール地点なので、バスの運転手さんもここから歩くの?って感じでしたが、、、バスを三回乗り継いで行けました。とにかく地元の人にいきたい場所を言うと、トルコ人は優しいので教えてくれます。
スタート地点には川があり、地元のトルコ人だらけでした。あんなに居た西欧系もしくはロシア系の観光客は1人もいなくなりました。そして彼らは川に大胆に車を突っ込んでいたのですが、エンジンは大丈夫なのかなと1人心配していました。
最初はいきなり出てくる遺跡に感動していましたが、なんせ数が多いので、そのうち当たり前になってきました笑。しかしよくよく考えると、ギリシャ時代の遺跡が普通に転がっている状態という奇跡です。
フリー(無料)キャンプサイトと有料キャンプサイトを利用して進みました。大きな街では安全面を考慮して、ホテルやホステルにも泊まることはありましたが、基本はテント泊でした。
個人的には有料のキャンプサイトをオススメします。20~40TL(約400~800円程度)で、Wi-Fi・ホットシャワー・トイレが使えましたし、何より管理者がいるので安心して眠れました。
景色は言わずもがなです。基本的にはリゾート地なので蒼い海・蒼い空を楽しめます。個人的にはフリーキャンプで、誰もいない(というか車では来られない)ビーチで満点の星空を見ながら寝れたことは心に残っています。フリーキャンプサイトでもビーチであれば、大抵は近くに川か浜辺にシャワー(海水浴のお客さん向け)があるので、体も洗えてスッキリできるので、オススメです!
現地の人によると春と秋でも水温が高いので泳げるそうです。むしろ夏は混雑してて、宿も高いからと春・秋をオススメされました。(←この時点で夏に歩いたことを後悔してました笑
しかし暑くて倒れました。熱中症には注意しましょう。
後半
暑さとアップダウンで歩くことが楽しくなくなり、自暴自棄になりました。そんな時に弟が来てくれましたー!日本語で不自由なく話せる、今まで居た土地を離れる、そんなこんなで心機一転できました。離れたからこそ分かる楽しさを感じました。
暑さは………まだまだ感じました。怖かったので、早朝出発・昼間休憩・夕方~日没歩行を心がけました。スペインのシエスタ(昼休憩)が大事なの分かります。相変わらず海は綺麗でした。
後半(普通は前半)に来るにつれて標識やマーキングがしっかりしていました。なので全行程が難しく、部分的に歩くのであればフェティーエ側をオススメします。実際にハイカーさんに会えたのもここからでした。
……ちなみに前半にチクチクする痛い植物を藪こぎして進むという地獄を経験したため、後半は道があることだけでも感動していました😅
良き家族に会えた浜辺。お魚(夕食)と朝食をご馳走になりました。
アンタルヤ~フェティーエつまりLycian Wayエリアはリゾートのため観光客が多く、北部(黒海付近)のような誘われ方というのはまずなかったです笑。どちらが好きかは人それぞれですが、個人的には北部の田舎っぽい空気感が好きです!
長いようで短い道でした。
改めてトルコという国が好きなりました。そして歩くことが好きなんだ!と感じられる道でした。大事なことを教えてくれた大事な道です。
色んな意味を含めて、、、楽しかったです!
スタート準備@カシュ
8月23日 カシュ
夜行バスで12時間かけて、今回のゴールの地であるフェティエに来ました。それからバスを乗り換え3時間。前回リタイアしたカシュという街に来ました。暑さでバテてしまったので因縁の町でもあります笑。
そして今回も暑いです!
平気で40℃前後になります。これでも8月末で落ち着いたほうです。通常はビーチバカンスを楽しむ場所(時期)で歩くほうがおかしいのかもしれませんが。。。
とりあえず夜行バスの疲れが残るなかで歩き始めるとろくなことがないことも分かっていたので、準備(食材の買い出し)を兼ねて休みました。
ここでトラブル発生です……リラックスをかねて海水浴をしたのですが、、、海水浴でサンダルを片方なくしてしまい帰りの15分の暑い道を裸足で歩きました😅明日から歩くのに足を酷使するという事態です。もぅ、、、とにかく頑張ります。
買い出ししたら宿から出る気もおきず、宿のテラスでのんびりしました。テラスという存在、大事ですよね。