シルクロード徒歩横断

27歳女子。1人でシルクロードを歩いてみる。

のんびり自分時間@ブルサ

8月21~22日 ブルサ

久しぶりのトルコとお宿のフカフカ布団と雨が降って涼しくなり……おかげでゆったりまったりできました笑。

f:id:eri-john:20190829010925j:image

モスクでのんびりする時間が大好きだったのですが、限られた時間の中だとなかなかできず…(..)久しぶりにのんびりできて幸せです。f:id:eri-john:20190829011046j:image

商品に乗る猫。悪気はないのは分かりますが、、、堂々としております。トルコの人たちは皆で猫と犬を甘やかします。野良なのにフクフク(太め)&ゴロゴロ。自由で羨ましいです。

f:id:eri-john:20190829011255j:image

橋の上に建物が建っているという珍しい建築です。

f:id:eri-john:20190829011403j:image

f:id:eri-john:20190829011420j:image

お墓は礼拝所でもあります。とにかく豪華絢爛です。見とれます。

f:id:eri-john:20190829011542j:image

トルコは国旗が至るところにあります。イスラエルでは国旗を掲げる=ユダヤ教徒ということもあり、、、国旗に関しても色々と考えることがありました。

f:id:eri-john:20190829011711j:image

バザールです。さくらんぼではなく、ブドウといちじくの季節になりました。たまに1ヶ所に長く滞在してみたい(ワーホリとかで)と思うのは、街をじっくりゆっくり知れると思うからです。こんな変化も楽しいです。f:id:eri-john:20190829011850j:image

美味しかったご飯屋さん。名刺をもらったのですが、写真を撮って丁寧にお返ししました笑。トルコ料理でご飯の上にトマトで煮たひよこ豆をのせる料理があるのですが、ここのその料理は本当に美味しかったです!f:id:eri-john:20190829012059j:image

直接、南に行くこともできましたが、暑さや旅行に関する疲労感を感じたので少し都会の混ざるブルサで休養したのは、正解でした。弟との旅のペースを自分用にリセットしたので明後日からレイシャンウェイ(途中で暑さのためギブアップ)の続きを歩きたいと思います。

 

 

 

お別れ@イスラエル→トルコ

8月20日 イスラエル→トルコ

弟との旅も本当に終わりです。「2人で旅している」と話すと大抵の方に「仲良いね」と言われますが、仲良しなのもありますが、「利害の一致」←弟的ワードもあります。つまりは価値観が似ているので見たいものが一緒であるということが旅する理由として大きいです。だからこそ興味があっても見方が異なり面白いです。

とにかく1人よりも特に今回は博物館や美術館にたくさん行く機会があったので、本当に居てもらえて助かりました。私の知識不足もありますが、ガイドさんがついてくれているような内容に関する興味心と知識。色々と心強かったです。本当に感謝です。

f:id:eri-john:20190829010150j:image

遠く離れた日本から旅を見守ってくれた家族にも感謝しつつお手紙を書きました。お土産も大事ですが、手紙……大事ですよね。f:id:eri-john:20190829010330j:image

そして飛行機であっという間にイスタンブールに戻ってきました。ここまでくると「ただいま!」と言いたくなる国です笑。この後、ブルサという街までバス移動したのですが、飛行機よりバスの方が時間が長かったです(^^;改めて陸路移動ってある意味で贅沢なんだなと感じました。

 

ここにしかない景色②@イェルサレム

8月19日 イェルサレム

前回がジーザス・トレイルの疲れも残っていて、改めて考えたら回れていない箇所が多いことに気がついたため、一気に回ってきました。正直、あと2日くらいはあっても良かったです。今回はあまり考えずに日程を立てたことは失敗で反省すべき点です。。。


f:id:eri-john:20190829000648j:image

イスラム教の聖地、岩のドームからスタートしました。空が澄んでいて綺麗でした。旧市街の中でも広く圧倒的な存在感のある場所でした。内部はイスラム教徒しか入れないため、外観だけを見ましたが、タイルの装飾の細かさに感動しました。

f:id:eri-john:20190829001024j:image

入り口は嘆きの壁ユダヤ教徒の聖地)へのセキュリティチェックの横でした。こちらも独自のセキュリティチェックがあり、検査を通過したら嘆きの壁を越える形でかかっている梯子で内部に入りました。観光客用の入り口とはいえ、なかなか難しい問題を感じました。

f:id:eri-john:20190829001251j:image

嘆きの壁付近では何やら儀式が行われていました。青年たちのための儀式らしく各家族、15歳くらいの男の子を取り囲んだり、一緒に手を繋いだりしてダンスをしていました。勝手にユダヤ教の教徒さんに抱いていた厳格なイメージが、よい意味で変わりました。f:id:eri-john:20190829001652j:image

キリスト教の主要教会がある旧市街から少し離れたオリーブ山という場所に行きました。街中はオリーブだらけです。少し高台にあり、旧市街を一望することができました。f:id:eri-john:20190829001545j:image

f:id:eri-john:20190829002522j:image

マリアの墓の教会です。オリーブ山の中でも1番好きだった教会です。ミサの声が響いていたこと、少し地下にあり装飾が独特だったことが好きになった要因です(^^)本当に時間があればもっと居たかったです。

オリーブ山には他にもイエスが昇天されたとされる昇天教会、イエスが主の祈りを教えた主の祈りの教会など、聖書で重要な教会が点在しており午前中いっぱい居ましたが見応え充分でした。

f:id:eri-john:20190829002655j:image

その後はユダヤ人富豪、ロックフェラーが私財で建てたロックフェラー博物館(正直な話、中央アジア国立博物館よりも質が高かったです……。)によりながらシオンの丘という旧市街横の見処満載エリアに行きました。f:id:eri-john:20190829003210j:image

マリア永眠教会というマリアを祀って建てられたエルサレム最大の教会を見ました。団体観光客の讃美歌を聞け、満足しました。f:id:eri-john:20190829003138j:image

最後の晩餐の部屋にも行きました。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画で有名ですが、絵とは似てませんでした笑。それでも行けて良かったです。

f:id:eri-john:20190829003454j:image

少し離れた場所にある鶏鳴教会です。ケチくさくて嫌ですが、、、場所が離れているからかイェルサレムの教会で最高額の入場料金でした。基本、教会は祈りの場所ということもあり寄付は集めていますが無料で入ることができます。

f:id:eri-john:20190829003928j:image

ただイエスが通った石段を見ることができたり、豪華な天井のステンドグラスを見ることができたのは良かったです。f:id:eri-john:20190829004041j:image

昨夜のプロジェクションマッピングを見たタビデの塔にも行きました。イェルサレムの長い歴史を見ることができました。展示に関してはイェルサレムのシンボルでもあるので、「中立的な」視点で書かれていました。つまりは場所が場所だけに、どの宗教の人が読んでも当たり障りがないように気をつけて書かれている印象がありました。各エリアの博物館では、どうしてもその宗教側に内容が偏る傾向が高いように感じます。それも含めて勉強にはなりました。……この時点で3時半で、、、時間のなさを後悔することになりました。見処が多いです。

f:id:eri-john:20190829004433j:image

本来ならこの博物館だけで半日以上は居られると感じたイスラエル博物館です。ユダヤ教徒の歴史や文化から近代美術、行った時にはピーターパンの歴史展もやっており見応え充分の博物館でした。時間がなくピーターパンの歴史展(特別展)は中身を見れませんでした(..)

そしてメインの展示品は死海文書の写本です。お恥ずかしい話ですが、死海文書を「単語だけ世界史で出てきたけど、どんな内容か忘れた!」と弟に言ったらドン引きされました笑。その後、弟からの解説と展示の解説を読み知れば知るほど、死海文書を忘れたと恥じずに言った自分を後悔しました。世界の聖書学会に大センセーションを巻き起こした死海文書。見れて感動です。

f:id:eri-john:20190829005042j:image

展示室も独特な作りでした。イェルサレム、、、最低でも3日~4日はいたほうが良い町ですが、今回少し無理してでも来られて良かったです。

世界に類を見ない宗教都市、イェルサレム

宗教に興味があっても、なくても行ったほうが良いとオススメできる街でした。そして改めて宗教の力についても考えさせられました。

 

プカプカ@死海

8月18日 死海

Dead Sea……世界で1番塩分濃度が高い場所に行って来ました。f:id:eri-john:20190824030234j:image

死海は澄んでいましたが、海抜下ということもあり暑かったです。

f:id:eri-john:20190824030155j:image

砂漠地帯に忽然と現れる死海。昔のキャラバンが旅していてオアシスだ!と思って期待しながら、行ったとしたら、「死海」という名も納得です。

f:id:eri-john:20190824030429j:image

何もしなくても浮きました。しかし、少しでも目にはいると痛いです。死海に2時間近く入ったら疲れて、その後何もする気力がおきなかったです。凄いパワーです😅

ちなみに2時間近くも入れただけでも地味にすごいことで、弟は皮膚がヒリヒリしたらしくすぐにでていました。f:id:eri-john:20190824031209j:image

夜に聖墳墓教会に行ったところ、、、鍵を閉める儀式を見ることができました。聖墳墓教会の鍵を閉めるのは、イスラム教徒のご家族二組と決められているそうです。何故イスラム教徒かは諸説ありますが、面白かったです。

f:id:eri-john:20190824031352j:image

暑いせいか夜のほうが活気のある街でした。嘆きの壁も昼間よりも人が多いです。f:id:eri-john:20190824031442j:imagef:id:eri-john:20190824031626j:image

タビデの塔というイェルサレムのシンボル的な塔でプロジェクションマッピングが行われていました。イスラエル建国までの歴史に関するプロジェクションマッピングで面白かったです。そして意外と?クオリティが高かったです。

1人だと怖くて夜出歩けず、後悔することも多いので、弟が一緒だとこういう時は助かるなーと改めて感謝しつつ、、、楽しい夜散歩でした(^^)

 

パレスチナ問題@ベツレヘム

8月17日 ベツレヘム

ベツレヘムといえば新約聖書!ということで行って来ました。知識不足でお恥ずかしい話ですが、ベツレヘムパレスチナ自治区に属しているのは行くまで知りませんでした。その辺りも学ぶことが多かったです。

f:id:eri-john:20190824023038j:image

そしてベツレヘムパレスチナ自治区でたくさん見かけた、このポスター。行かなければ分からないことも多いです。特に情報は色んな側面から捉えないといけないなーとも感じました。

f:id:eri-john:20190824023305j:image

ベツレヘムの聖誕教会です。マリアがイエスを産んだとされる場所です。こちらも熱心なキリスト教徒さんが多かったです。f:id:eri-john:20190824023702j:image

イスラエルの教会はミサが多いです。やはり信徒さんがひっきりなしに来るからでしょうか。空気が変わるので好きな一時です。f:id:eri-john:20190824023828j:imagef:id:eri-john:20190824024006j:image

f:id:eri-john:20190824024028j:image

羊が好きなので、羊飼いの野の教会にも行きました。羊だらけで、大切な教会ではありますがほっこりしました。f:id:eri-john:20190824024117j:image

バンクシー(イギリス?出身の覆面アーティスト)の代表作が街中にあるということで見てきました。弟いわくバンクシーの作品が一躍有名になった一因にパレスチナ問題を風刺した絵、、、つまりベツレヘムの絵があるからと学び見に行きました。

f:id:eri-john:20190824024326j:image

f:id:eri-john:20190824024425j:image

パレスチナ自治区を囲う壁で、色んなアーティストさんがパレスチナ問題に関して触れながら絵を描いていました。

f:id:eri-john:20190824024531j:image

バンクシーが運営されるとする博物館にも行って来ました。現在、パレスチナ自治区に住むイスラム教徒はイェルサレムに行くことができません。壁を抜ける際には身分証チェックがあります。同じ国という体裁はとっていますが、別の国のようで、例えば車のナンバープレートもイスラエルのものとパレスチナ自治区のものとがあります。

今回の旅で、ベルリンの壁サラエヴォ包囲を見ました。そして過去ではなく、現在進行形で問題をかかえているパレスチナ自治区。宗教・民族の違い、、、日本で暮らしているとあまり関わることがないですが、行ってみると紛争が起きている現実を重く受け止めなければなりません。f:id:eri-john:20190824025713j:image

平和になってほしいとは思いますが、その言葉を簡単には言えません。双方の想いがぶつかってしまって起きるのが紛争です。ただ一般の人たちは何を望むのか、、、美味しいご飯を食べて、親しい人たちと笑いあえる、安心して眠る、そんな日常が欲しいだけなんだなと。改めてサラエヴォに続き、色んなことを考えさせられたパレスチナでした。

 

 

 

 

 

 

 

ここにしかない景色@イェルサレム①

8月16日 イェルサレム

イェルサレムは不思議な街でした。世界でもここだけだと思います…こんなに宗教が入り交じりながら、入り交わらないのは!唯一無二の都市です。

f:id:eri-john:20190824020713j:image

f:id:eri-john:20190824020857j:image

お宿は旧市街のイスラム教エリアにありました。イェルサレムの旧市街は城壁に囲まれており、イスラム教・ユダヤ教キリスト教アルメニア人地区の4つに別れています。これだけでもおもしろいのですが、地区が変わるとお店や空気感が一気に変わります。特にユダヤ教地区はイスラエル国旗を掲げているお店が多いのに対して、イスラム教地区は一切なかったのがイスラエル建国に対して、まだまだ問題があることを示していました。

f:id:eri-john:20190824020627j:image

夏休みでもあり、全世界からユダヤ教徒のみなさんが集まっていました。ユダヤ教徒は服装も独特なので、集まると圧倒されます。f:id:eri-john:20190824020831j:image

嘆きの壁です。教科書では見たことがありましたが、行った方が良い場所です。空気感が違います。これは写真ではなかなか伝わりません。改めて宗教の力、宗教とは何かを考えるきっかけになりました。

f:id:eri-john:20190824021244j:image

苦難の道(ヴィア・ドロローサ)を歩いて聖墳墓教会へ。イエスが処刑されたゴルゴダの丘を囲うような形であります。こちらも世界各地のキリスト教で賑わっていました。f:id:eri-john:20190824022136j:image

エスのお墓ですが、イエスは復活しているので遺体はありません。ちょうどミサのタイミングに行けて心地よい空気を味わえました。

この後、最終日にイスラム教の整地に行きました。宗教を勉強してもしなくても、信仰してもしなくても、1度は訪れる価値のある場所だと思います。個人的には宗教に興味があり、絶対に死ぬまでには行きたいと思っていたので、今回来られて良かったです♪

 

 

 

 

ジーザス・トレイル@ガリラヤ湖畔

8月14~15日 ジーザス・トレイル

f:id:eri-john:20190822034616j:image

f:id:eri-john:20190822034602j:image

ジーザス・トレイル歩きました。良い経験になりました。

f:id:eri-john:20190822034805j:image

ナザレの街からスタートです。わりとアップダウン激しい道でした。

f:id:eri-john:20190822034916j:image

途中でイエスゆかりの教会を通過していきます。こういうポイントはモチベーション維持のために重要だなと思いました。シルクロード歩いている人が何言っているんだ感はありますが笑。

f:id:eri-john:20190822035047j:image

初のアラブコーヒーです。歩いていてアラブ人の方からおもてなしを受けました。

イスラエルは現在進行形で宗教間で緊張状態が続いている国です。アラブ人(イスラム教)居住地、ユダヤ人居住地で住む街が異なっていました。少しピリピリした関係を見ました。

f:id:eri-john:20190822035425j:image

夜はテント泊です。簡単にサンドイッチを作りました。ピクルスが美味しいですね。夜は涼しくて何とかなりました。f:id:eri-john:20190822035557j:image

早朝から動くと良いですね。

f:id:eri-john:20190822035629j:image

マーキングは分かりづらい箇所もありましたが、レイシャンウェイ(トルコ)に比べると分かりやすいです。f:id:eri-john:20190822035722j:image

アルベル山から見るガリラヤ湖。絶景でした。アルベル山はユダヤ人の聖地で多くのユダヤ人がいました。

f:id:eri-john:20190822035926j:image

断崖絶壁のアルベル山です。f:id:eri-john:20190822040028j:image

遮るものが何もない。。。暑すぎて、弟も私もゴールした時には熱中症疑惑に。皆さん、本当に気をつけてください。私は学習せねばですが、教会の入場時間の関係もあり今回は急ぎました。本来は日差しのきつい12時~14時はシエスタ(お昼寝)したほうが良いと思います。

f:id:eri-john:20190822040013j:image

ガリラヤ湖北部、カペナウムへ。教会自体には多くの巡礼者がいましたが、酷暑でジーザス・トレイルをする人はいないのか汗だくの私たちは浮きまくりました笑。f:id:eri-john:20190822040407j:image

頭がフラフラして、ボーッとして前回の経験からヤバイと思った私は、、、すぐにガリラヤ湖で湖水浴ができる場所へ移動しました。ユダヤ人の湖水浴上らしく、狭いスペースのわりに大にぎわいでした。服のまま浸かるのがユダヤ人流らしく、白シャッツやキッパ(小さい帽子)を着けたまま入水するのは驚きました。後から考えたらユダヤ人の入浴風景は、ここでしか見られない貴重なものだったなと思いました。

私たちは浮きまくるので、とりあえず足を水につけてボーッとしました。

f:id:eri-john:20190822040906j:image

シャバト(ユダヤ教安息日)の都合で、公共交通機関が金夕方~土昼まで完全にストップしてしまうので、その前に動かねば!!ということでバスに間に合ったこともあり、イェルサレムに移動しました。

ジーザス・トレイルは2月~3月がオススメされる理由は分かりましたが、酷暑の中でジーザス(イエス様)の気持ちを知れたような気がして、これはこれで良い経験になりました。