シルクロード徒歩横断

27歳女子。1人でシルクロードを歩いてみる。

ここにしかない景色②@イェルサレム

8月19日 イェルサレム

前回がジーザス・トレイルの疲れも残っていて、改めて考えたら回れていない箇所が多いことに気がついたため、一気に回ってきました。正直、あと2日くらいはあっても良かったです。今回はあまり考えずに日程を立てたことは失敗で反省すべき点です。。。


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イスラム教の聖地、岩のドームからスタートしました。空が澄んでいて綺麗でした。旧市街の中でも広く圧倒的な存在感のある場所でした。内部はイスラム教徒しか入れないため、外観だけを見ましたが、タイルの装飾の細かさに感動しました。

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入り口は嘆きの壁ユダヤ教徒の聖地)へのセキュリティチェックの横でした。こちらも独自のセキュリティチェックがあり、検査を通過したら嘆きの壁を越える形でかかっている梯子で内部に入りました。観光客用の入り口とはいえ、なかなか難しい問題を感じました。

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嘆きの壁付近では何やら儀式が行われていました。青年たちのための儀式らしく各家族、15歳くらいの男の子を取り囲んだり、一緒に手を繋いだりしてダンスをしていました。勝手にユダヤ教の教徒さんに抱いていた厳格なイメージが、よい意味で変わりました。f:id:eri-john:20190829001652j:image

キリスト教の主要教会がある旧市街から少し離れたオリーブ山という場所に行きました。街中はオリーブだらけです。少し高台にあり、旧市街を一望することができました。f:id:eri-john:20190829001545j:image

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マリアの墓の教会です。オリーブ山の中でも1番好きだった教会です。ミサの声が響いていたこと、少し地下にあり装飾が独特だったことが好きになった要因です(^^)本当に時間があればもっと居たかったです。

オリーブ山には他にもイエスが昇天されたとされる昇天教会、イエスが主の祈りを教えた主の祈りの教会など、聖書で重要な教会が点在しており午前中いっぱい居ましたが見応え充分でした。

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その後はユダヤ人富豪、ロックフェラーが私財で建てたロックフェラー博物館(正直な話、中央アジア国立博物館よりも質が高かったです……。)によりながらシオンの丘という旧市街横の見処満載エリアに行きました。f:id:eri-john:20190829003210j:image

マリア永眠教会というマリアを祀って建てられたエルサレム最大の教会を見ました。団体観光客の讃美歌を聞け、満足しました。f:id:eri-john:20190829003138j:image

最後の晩餐の部屋にも行きました。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画で有名ですが、絵とは似てませんでした笑。それでも行けて良かったです。

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少し離れた場所にある鶏鳴教会です。ケチくさくて嫌ですが、、、場所が離れているからかイェルサレムの教会で最高額の入場料金でした。基本、教会は祈りの場所ということもあり寄付は集めていますが無料で入ることができます。

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ただイエスが通った石段を見ることができたり、豪華な天井のステンドグラスを見ることができたのは良かったです。f:id:eri-john:20190829004041j:image

昨夜のプロジェクションマッピングを見たタビデの塔にも行きました。イェルサレムの長い歴史を見ることができました。展示に関してはイェルサレムのシンボルでもあるので、「中立的な」視点で書かれていました。つまりは場所が場所だけに、どの宗教の人が読んでも当たり障りがないように気をつけて書かれている印象がありました。各エリアの博物館では、どうしてもその宗教側に内容が偏る傾向が高いように感じます。それも含めて勉強にはなりました。……この時点で3時半で、、、時間のなさを後悔することになりました。見処が多いです。

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本来ならこの博物館だけで半日以上は居られると感じたイスラエル博物館です。ユダヤ教徒の歴史や文化から近代美術、行った時にはピーターパンの歴史展もやっており見応え充分の博物館でした。時間がなくピーターパンの歴史展(特別展)は中身を見れませんでした(..)

そしてメインの展示品は死海文書の写本です。お恥ずかしい話ですが、死海文書を「単語だけ世界史で出てきたけど、どんな内容か忘れた!」と弟に言ったらドン引きされました笑。その後、弟からの解説と展示の解説を読み知れば知るほど、死海文書を忘れたと恥じずに言った自分を後悔しました。世界の聖書学会に大センセーションを巻き起こした死海文書。見れて感動です。

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展示室も独特な作りでした。イェルサレム、、、最低でも3日~4日はいたほうが良い町ですが、今回少し無理してでも来られて良かったです。

世界に類を見ない宗教都市、イェルサレム

宗教に興味があっても、なくても行ったほうが良いとオススメできる街でした。そして改めて宗教の力についても考えさせられました。