シルクロード徒歩横断

27歳女子。1人でシルクロードを歩いてみる。

シムケント~ズヴイックズーリー(100km)

3月13日(水)100km

見出しには100kmと書きましたが、実際に歩いたのは40kmです。……というのも歩きたかったのですが弟の帰国時期と観光時間を逆算するとシムケントタシュケントの4日間が若干厳しく2日なら歩きに時間が取れるとなったため少しスキップしました。個人的に60kmくらいはウルムチ近辺で歩いているので、それをここに還元して第2章はアルマトイタシュケントまで歩いたことにします。(個人的な達成感に対する欲ですので気にしないでください。)f:id:eri-john:20190325010332j:image

シムケントから国境までマトリューシュカが出ているので、それを利用して途中下車することにしました。ちなみに途中下車は事前に運転手さんに地図を見せて降りたいポイントを伝えておけば、あとは途中下車した時に、乗り合いしている現地人さんからの「外国人さん、なんでこんなところで降りるの!?」目線させ耐えれればやれます笑

弟と恒例化になったI love○○(都市)看板前での撮影会!この看板、都市ならどこでも必ずあって面白いです。f:id:eri-john:20190325011111j:image

歩き再開20分後にカウボーイさんに話しかけられお家に招待してもらいました。早いです笑。軒先での簡単なおもてなしが楽で良かったです。

f:id:eri-john:20190325011222j:image

カウボーイさんのお母様(おばあちゃん)からお守りにと金のバングルをもらいました。お祈りもしてくれました。この後、気づくのですが心なしかバングルもらってから絶好調(→いきなり挨拶される弟、今日の宿を大逆転でゲット、食べ物を頂く、お家に誘われる回数増えるなど)でパワーを感じました。ありがとうございます。それと微妙な変化なのですがイスラーム色が濃くなっているように感じました。ウズベキスタンとの国境に近づいていることもあるのだと思います。f:id:eri-john:20190325011608j:imagef:id:eri-john:20190325011630j:image

わざわざ私達を追いかけて差し入れをくれた若者たち…嬉しかったです。植木屋のおじさんもお家に招待してくれました。f:id:eri-john:20190325011726j:image

国境の街、ズヴイックズーリー(よく見かける街の名前です。日本でいったら各地に湯沢という地名がたくさんあるのと同じです。)シルクロードの看板を見て、歩いてきた距離やこれから歩く距離を実感しつつ、第2章が終わる寂しさも感じました。f:id:eri-john:20190325012017j:image

街中で見つけた桃の花……日本のような春を感じられて嬉しかったです。f:id:eri-john:20190325012152j:imagef:id:eri-john:20190325013101j:imagef:id:eri-john:20190325013411j:image

国境付近で泊まろうとしたところ宿がないとのこと……テントを張ろうにも交通量と人が多く無理と判断……どうしようかと迷っている時に観光インフォメーションを発見したので宿がないか訪ねました。結論!観光インフォメーションは観光の情報しかなく、警察署に行くことに笑。警察署では忙しい警官に話しかけたら「何とかホテルーー!」と言われポカーンしていたら、近くにたまたま座っていたおじさんが連れていってくれることに。おじさんが警察署をでたら家でもいいか?的なことを聞いてきたので、キルギス国境のような感じかなと思いOK!と答えたら、リアルなおじさんのお友達の家に連れていってもらいました笑。

インフォメーションに行く前にたまたまホテルないか尋ねた人たちの家で笑ってしまいました。良い家族で、色々とご馳走になりながら13歳のモハメド・アリ君と仲良くなりました!ボクシングが上手いそうです。お祈り部屋で寝かせてもらえました。本当に最後の最後まで人に助けられています。

アリ君一家はウズベキスタン人のカザフスタン国籍で頻繁にウズベキスタンに行くそう。国境・国籍ってなんだ!?と改めて考えさせられました。