シルクロード徒歩横断

27歳女子。1人でシルクロードを歩いてみる。

昌吉市から40kmの警察パラダイス

良い人すぎる。

朝も当然のようにご馳走になり、私の格好を見てウルムチ仕様(-20度に耐えられる )ように、ボア付きの下半身インナーウェアとスキーウェア上(娘のおさがりだからと)をくださいました。申し訳なさすぎますが、おかげさまでこの気温の中にも関わらず快適に歩くことができました。

人の温かみに触れて元気になりました。


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この時は後に待ち受ける検問地獄を知らずに呑気に歩いていました。雪が多いなー。鼻水出るなー。風邪ひいたかなー。と思っていたくらいです。

 

次の町に入ろうとしたところ検問に引っかかる。→どこ行きたいの?ホルゴス。(ホルゴスはカザフスタンとの国境の町です)と答えたのが運のつきでした。ホルゴス方面に向かって、検問所のはしごです。5ヶ所で同じ事を聞かれ、「歩くの無理だから(^^)v日本人!!何してるの?ワラワラ(*´∀`)5~10人くらい集まる。質問につぐ質問。次の検問所まで送迎」という繰り返しで、最初の方は良かったのですが、私が憔悴してしまいました笑。



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途中で街の名所の観光案内までしてくれたので、林則徐と何故か記念撮影。日本人なんて来ないよ!!と嬉しそうにしてくれたので、来たかいはあるのかな……?

………さすがに眠たい。19時半です。宿に泊まりたいと頼むと携帯チェックに時間がかかっているとな。かれこれ1時間かかり、さすがにイライラして「終わらないの!?」と少し暴れたら終わりました。高級な宿に連れていかれて精神的に疲れきり、無言の抵抗を続けていたら、見かねて警察官の方が安宿を紹介してくれました。すみません。

その後は、アイスを外で販売する商店でカップラーメンを買って、明日は自由に行動して良いという許可が出たので、明日以降のことを考えています。

新疆ウイグル自治区の人達は優しい。

ちなみに最初の宿のセキュリティーのおじさんは、ふて腐れている私に対しても親切にコーヒーをだしてくださいました。謝謝。ふて腐れてごめんなさい。