歩く@モスタル~オミシュ
9月24日~28日
モスタル~オミシュ
モスタルの宿で出会ったシンガポール人のご夫婦がレンタカーで近郊の山々を巡るというので、便乗させてもらいました。
とてもレンタカー楽です笑。レンタカー素敵すぎて、車旅をしたくなりました。
二人と別れた後は、スピリットまで歩きを再開しました。凄く良いご夫婦で、ご夫婦に便乗させてもらうと改めて1人旅の良さや過酷さにも気づきます。
久々に歩くと疲れますね。スピリット隣のオミシュという街まで行きました。
沿岸沿いは気候も良かったので、基本的にキャンプ泊で進みました。オシャレでコスパのよかったキャンプ場です。受付の人と仲良くなり、手作りワインを戴きました!
いちじくのシーズンで、とにかく美味しかったです!廃屋も多いのと、写真を撮っていると「食べて良いよ。」と声をかけてくださることもあり、道中たくさん食べました(^^)
峠をこえて………
海へ!アドリア海です。綺麗です。
夕焼けに恋をしました。絶景です。
そしてオミシュ!
山と海が近く、全てのアクティビティ(ラフティングやシーカヤックなど)ができることがウリの素敵な街でした。
要塞のチケット売りのお姉さん、ジャスミンカさんが良い方&トレッキング好きで話が盛り上り、この後は彼女のお家に長居することになりました笑
歩いたあとのご褒美のような出会い。本当に感謝です。
リセットして考える@モスタル
9月22日~23日 モスタル
ボスニアヘルツェゴビナ。弟と少し旅をさせてもらったサラエヴォ以来です。モスタルは小さな町でしたが、イスラム教色が感じられる素敵な町でした。
クロアチア系住民とイスラム教の住民が住むエリアを結んでいた民族融合の象徴であるスターリンモスト(橋)です。旧ユーゴスラビア紛争が起こった際に爆破され、再建されました。
モスクで入場料を取るのは珍しいというか、、、ほぼないのですが、教会が入場料取ってモスクが取らないのは確かに変ですね。ここら辺はヨーロッパだなと感じます。
ヨーロッパ風のモスク。モスク博士になりかけています笑。ステンドガラスの感じが綺麗でした。
久しぶりのイスラム教!懐かしさもありワクワクしました。
ブラガイというモスタルの郊外にあるトルコ風の民家も見に行きました。ボスニアヘルツェゴビナは後述しますが、旧ユーゴスラビアの中でもイスラム教徒が多いエリアです。そのせいかトルコ(オスマントルコ時代)の影響がとても強く残っています。
とにかく近くの川が綺麗でした。透明度が半端ないです。
セデヴィータという飲み物。100%フレッシュジュースと同じ値段なのは解せないのですが、旧ユーゴスラビア圏でメジャーな飲みものです(^^;この後、クロアチアに入っても、セデヴィータはついてきました笑。
そして虐殺博物館にも行きました。改めて宗教の分布図を見ると、なぜユーゴスラビアの中でもボスニアヘルツェゴビナの紛争被害が酷いのか分かります。民族融合の地、そして悲しみの地、深く哀悼の意を表します。
二度と紛争はおきてほしくない。まずは知ること・来てみることで、分かることがたくさんあります。
この後、実は旧ユーゴスラビア紛争で恋人を亡くした方にも会いました。今は強く生きていますが、彼女の言う「紛争は何も残らない。」という言葉。それが全てなのかなと思いました。
エクササイズが止まらない@コトル
9月20日~21日 コトル
久しぶりに山を降りました。そしてアドリア海に着きました。海が綺麗です。観光客もいます。私はどこにいたんだろう?笑
2日間、ハイキング&サイクリングでコトルを満喫しました!コトル、アクティブ好きな方にオススメです。
コトル湾。湾は急峻な山々に取り囲まれていました。なかなか面白い地形です。
コトル湾の絶景ポイントまでの道はジグザグです。登り3時間と中々、登り応えがありましたが、登っている人は結構いました。
国立公園を見たかったのとナジェゴシュ村というコトル湾を囲む山の上にある村がハムとチーズが有名らしく(←行ってから知りました)行ってみました。歩いてくる人はいないらしく、若干お店の人に引かれました(^^;お土産が個人的なツボにはまりました。
急な坂を下り、コトルの普通の観光地である旧市街へ。おしゃれなヨーロッパの町並みです。
クロアチアを観光したドイツ人さんいわく、コトルは確かに観光客は多いけど、まだクロアチアほどに観光客も多くないし(旧市街以外は)、少しのんびりしていて良いとのことでした。ちなみにドブロニツクは劇混みだそうです。だからこそコトルを勧められたのですが、確かにオススメです。
旧市街の大木。素敵でした。
猫は大事にされる文化らしいです。
2日目はコトル湾を1週サイクリングしました。日本人の方のブログではハード!と、わりと嫌がられていました笑が、1日楽しめて個人的には楽しかったです。アップダウンもあまりないのでオススメです。ちなみに1週(湾なので、海と繋がっている部分は船で移動します。人は無料で、自転車が1€でした)60kmです。
透明度の高い海です。少し失敗だったのが水着を持ってくるのを忘れたことです。旧市街の周辺は人も多く、泳ぐ気がしないのですが、湾の端っこは人も少なく海も綺麗で、海水浴ポイントになっていました。
教会に立ち寄りながら、、、
海の見えるオシャレなカフェでコーヒーを飲みながら、、、最高です(^^)
カフェで豪華客船が湾内を出ていくのを見ました。リアルタイタニック号でした。
小型船も往来しています。
渡し船。自転車と共に移動。5分くらいしか乗りませんが、自転車に飽きた頃に乗れるので楽しかったです♪
透明度!!!
夜は旧市街の教会で讃美歌を聞きました。体を動かせて、音楽も聞けて大満足の1日でした😀
本当はモスタルまで歩きたかったのですが、道幅が狭いこと、山道なこともあり止めました。モスタルからスピリットまでは歩きます(^^)
山登り@ドゥルミトル国立公園
9月17日~19日 ドゥルミトル国立公園
世界自然遺産のドゥルミトル国立公園。素晴らしい場所でしたが、人もそこまで多くなく、まさしく穴場です。
タラ渓谷からバスを待つこと4時間、、、ヒッチハイクすれば良かったと後悔しながら、ドゥルミトル国立公園の拠点となるザブリャックという町に来ました。町に着いた時点で14時半だったので、とりあえず500mアップしたところのキャンプ場で泊まることにしました。久しぶりの山の中のキャンプ場(日本でいうテント場)で、興奮しました。
昨日の時点で少し高めのポイントに行けていたため、頑張って12時間歩行をすれば2つの山のピークに行けると判断して少し駆け足で山々を巡りました。基本的にはトレイルもしっかりしていて、迷わずに進めて楽しかったです。
何よりも驚いたのが、9時半くらいに1つ目の山頂(bobotov kuk)、2523m地点で眠っている四人組がいたことです。昨日の1700m時点でもソコソコ寒かったのに………。しかも頂上はそんなにスペースがないので、怖くないのかとか一瞬にして色々と考えすぎて言葉が出ませんでした。チェコ人の山好き………強すぎます。
地質学上でとても重要な山岳地帯だそうです。確かに面白かったので、地質に興味のあるかたは是非、来てほしいです。
トレイルマークよりも目立つ、モチベーション(ビール)マーク。そんなものです笑。
2つ目の頂上です。さすがに日帰りだったので、少し疲れましたが、充実感が半端ないです。
遠回りしてキャンプ場へ戻ったところ雲海に遭遇。嬉しいですね。ちなみに雲海で察しました、、、今日の夜雨だ………。
私以外の人はおらず、獣の怖さと闘いながら一夜を過ごしました。翌日までずっと雨でテントはびちょびちょになりました。
しかし雨はときとして時として絶景を生み出すのです。とても満喫した山行でした。辛かったところもありますが、概ね楽しくて満足です!!
これでボスニアヘルツェゴビナの国境まで行けたこともあるのでバスで、コトルという港町に降りて休みたいと思います。長かった楽しかったモンテネグロハイクも終わりました(^^)
Day9@タラ渓谷
9月16日 タラ渓谷
1日の始まりは長いおしゃべりから………この時点で歩くのを諦めした笑。
昨日のスープをくれたおじいちゃん家に遊びに行きました………山や自然が大好きで、感覚的に似ていることもあり捕まって3時間近く拘束(という名のおしゃべり)されました。だけど楽しかったです。日本でも登山しているおじさん・おばさんと話が合う20代女子なのですが、海外でも同じでした(^^)
お土産に山で摘んできたお茶っぱを頂きました。飲んだ翌日に腹痛が治った気がするという効果抜群のお茶でした。ありがたしです。
グランドキャニオンに次ぐ、世界で2番目のタラ渓谷にかかる橋です。タラ渓谷まで歩いていこうとしたらドイツ人のカップルが車に乗せてくれました。車、楽でした。
渓谷近くの教会です。こちらも歩いていこうとしたら、イスラエル人のご老人グループに助けられました。車、楽ですね。とにかくヒッチハイクするつもりはなかったのですが、助けられて楽々、移動できた1日でした。教会のボランティアの方が良いかたで、お話していて心地よかったです。
良い出会いに感謝して、橋の近くのキャンプ場で一夜を過ごしました。明日は世界自然遺産のドゥルミトル国立公園に行きます。
Day8@ニジェゴブダ
9月14日 ラヴンジャック山中→ニジェゴブダ
ということでジープで獲得標高はズルしましたが、そのおかげでトレイルマークも発見できたので、ビアディナリカトレイルを進むことにしました。
ノルヴァさんに少しだけ送ってもらって、お別れ。良い人でした。歩く!と言ったら、本当に本当に心配してくれたのですが、飲○運転より安全だよと心では思いながら別れました笑。
人もあまりおらず、村も点々としていました。草原が広がっていて、これはこれで面白い景色で好きでした。
やっぱり牛の通せんぼにあいます。わりとフレンドリーな牛で近づいても逃げませんでした笑。もはや私が牛になっているのか……とわけのわからないことを考えられる余裕はありました。
少し標高が下がると森林もありました。平和ですね。
予約はしてませんでしたが、事前に良い宿があると知っていたので、そこへ。夜ご飯と朝ご飯がついてきました笑。もう素晴らしすぎて何も言えません。ここもこんなに豪華で10€(1300円)……ありがたしです。メインのマッシュルームスープはご近所に住むおじさんが山で採ってきたマッシュルームを使用しているとのこと。秋の味覚を堪能しました。しかも汚い洋服を洗ってくれて干すところまでしてくれました。「Savi's room」オススメです。
モンテネグロでは番犬ちゃんに癒されています。かわいいなー(^^)
Day7@ラヴンジャックの山中
9月14日 ラヴンジャックの山中
昨日のおじさん(ノルヴァさん)のセカンドハウスという名の実家に連れていってもらいました。このおじさん、、、「マニュアル運転できない!」って言っているのに安全な平坦な場所で運転させられたり、ジープラリーと称してガンガン草むらに車を突っ込んだりと中々面白かったです。
朝コーヒー。この時が1番落ち着いていました笑。ノルヴァデーの始まりです。今日は疲れも出始めていたので休憩しようとは思っていたのですが、結果は休憩できたのかできないのかよく分からなくなりました笑。
最初は普通に運転していました。ここまでは彼を信じていました。
途中で買った缶ビールをコーヒーのように運転しながら飲み始めた時点で、、、降りたかったのですが、時すでに遅し……。絶対に捕まる(というか捕まってほしかった)。
交代交代!!!とうるさくて、マニュアル運転できないし、免許ない(←嘘)と言っても聞きません。。。ちょいっと彼の私道?なのかな運転しましたが、冷や汗がヤバかったです。もう嫌……。
なんだかんだで標高1000mアップして、彼のセカンドハウス(実家)に着きました。今では同じ村に一世帯しか住んでおらず、、、30年前はたくさん人が居たと回顧していました。みんな村から出て、自分もその1人だと。過疎化の問題は改めて難しいなと思いました。
確かに町から離れていて、不便な場所でした。むしろ今でも住んでいる一世帯(このお家で泊まらせてもらいました)の人が稀有な存在です。しかし空気が良いし、食べ物も美味しい。生きるってなんだろうと改めて考えさせられました。
彼の紹介?で近くの村に住んでいるお友達に会いにいく旅をしました。どこでも豪華なおもてなしを受けました。田舎の人は優しいなと思います。
友達のお家で飼われている動物たち。かわいすぎて発狂していました笑。みんな良い子でした!
友達のお家にあった熟成中の何かの容器がとても動物の体の形をしていて、印象的でした。
普通の旅では中々、踏み込めない一般家庭を覗けた旅でした。ある意味、とても面白かったです。過疎化の問題はどこの国でも一緒で、とても考えさせられました。