Day8@ニジェゴブダ
9月14日 ラヴンジャック山中→ニジェゴブダ
ということでジープで獲得標高はズルしましたが、そのおかげでトレイルマークも発見できたので、ビアディナリカトレイルを進むことにしました。
ノルヴァさんに少しだけ送ってもらって、お別れ。良い人でした。歩く!と言ったら、本当に本当に心配してくれたのですが、飲○運転より安全だよと心では思いながら別れました笑。
人もあまりおらず、村も点々としていました。草原が広がっていて、これはこれで面白い景色で好きでした。
やっぱり牛の通せんぼにあいます。わりとフレンドリーな牛で近づいても逃げませんでした笑。もはや私が牛になっているのか……とわけのわからないことを考えられる余裕はありました。
少し標高が下がると森林もありました。平和ですね。
予約はしてませんでしたが、事前に良い宿があると知っていたので、そこへ。夜ご飯と朝ご飯がついてきました笑。もう素晴らしすぎて何も言えません。ここもこんなに豪華で10€(1300円)……ありがたしです。メインのマッシュルームスープはご近所に住むおじさんが山で採ってきたマッシュルームを使用しているとのこと。秋の味覚を堪能しました。しかも汚い洋服を洗ってくれて干すところまでしてくれました。「Savi's room」オススメです。
モンテネグロでは番犬ちゃんに癒されています。かわいいなー(^^)
Day7@ラヴンジャックの山中
9月14日 ラヴンジャックの山中
昨日のおじさん(ノルヴァさん)のセカンドハウスという名の実家に連れていってもらいました。このおじさん、、、「マニュアル運転できない!」って言っているのに安全な平坦な場所で運転させられたり、ジープラリーと称してガンガン草むらに車を突っ込んだりと中々面白かったです。
朝コーヒー。この時が1番落ち着いていました笑。ノルヴァデーの始まりです。今日は疲れも出始めていたので休憩しようとは思っていたのですが、結果は休憩できたのかできないのかよく分からなくなりました笑。
最初は普通に運転していました。ここまでは彼を信じていました。
途中で買った缶ビールをコーヒーのように運転しながら飲み始めた時点で、、、降りたかったのですが、時すでに遅し……。絶対に捕まる(というか捕まってほしかった)。
交代交代!!!とうるさくて、マニュアル運転できないし、免許ない(←嘘)と言っても聞きません。。。ちょいっと彼の私道?なのかな運転しましたが、冷や汗がヤバかったです。もう嫌……。
なんだかんだで標高1000mアップして、彼のセカンドハウス(実家)に着きました。今では同じ村に一世帯しか住んでおらず、、、30年前はたくさん人が居たと回顧していました。みんな村から出て、自分もその1人だと。過疎化の問題は改めて難しいなと思いました。
確かに町から離れていて、不便な場所でした。むしろ今でも住んでいる一世帯(このお家で泊まらせてもらいました)の人が稀有な存在です。しかし空気が良いし、食べ物も美味しい。生きるってなんだろうと改めて考えさせられました。
彼の紹介?で近くの村に住んでいるお友達に会いにいく旅をしました。どこでも豪華なおもてなしを受けました。田舎の人は優しいなと思います。
友達のお家で飼われている動物たち。かわいすぎて発狂していました笑。みんな良い子でした!
友達のお家にあった熟成中の何かの容器がとても動物の体の形をしていて、印象的でした。
普通の旅では中々、踏み込めない一般家庭を覗けた旅でした。ある意味、とても面白かったです。過疎化の問題はどこの国でも一緒で、とても考えさせられました。
Day6@ラヴンジャック
9月13日 コラシン→ラヴンジャック
時間的な関係からコラシンからマジョコバックという町まではバスで動き、そこから25km+アップダウン300mを歩きました!本来はビアディナリカトレイルを歩きたかったのですが、トレイルマップとmaps.のアプリで道がある場所が異なり怖かったので下道を歩きました!
人里ハイクは落ち着きますね。無理はしないほうが良いです。歩き始めて日数も経ち疲れも出始めているので、これくらいのペースで歩けると良いです。
昨日の寝不足もあり、今日はドミトリーを予約して熟睡できる環境を整えました。ホテル近くは何もないですが、、、近くの村( 3km離れている)のおじさんにつかまり?ホテルに着いたらお茶をご馳走して頂きました。おじさん山頂に別荘あるらしく、どうしても来てほしいとのことで明日行くことに。。。モンテネグロ人のお金持ちです。しかし小さな村でお金持ちとは……失礼ですがビックリです。
お宿は人里離れたホテルですが、評価が良かったのと、オフシーズンでドミトリー5€(600円)というモンテネグロ的には破格だったので行ってみることに!ちなみにキャンプ場と同じくらいの値段です。
結果、大正解!!
綺麗な部屋・タオルつきで、この価格。きっとレストラン併設でレストランにお金を落としてもらえばいいからとの値段なのでしょうが、本当に今までの中でも最高のお宿と言っても過言ではないです。スタッフの気配りも素晴らしく、しかもドミトリーは私のみで悠々自適な生活!!!最高です。
さすがに自炊したかったのですが、夜はレストランで食べることにしました笑。しかし、ご飯も美味しくて2日間の苦行後の最高のご褒美になりました(^^)!
Day5@コラシン
9月12日 サモール→コラシン
苦行の1日を過ぎて、学んだ私は人里におりることを決意しました。朝起きてから往復2時間かけて、村の先の先まで行ってみたら案の定トレイルマークがなくなっており、またGPS頼みになること決定でした。バッテリーもとられるので、行くのは断念しましたが英断だと思います。
ちなみに早朝の雲海がきれいでした。
1日以上ぶりに人に会いました。ホッとしますね。。。トレイルではないので人が来ることもないのか、、、質問攻めに合いました。当たり前です……おじちゃん達にも何かを諭されたした。ごめんなさい。
パンとピクルスのおもてなしとお持ち帰りを受けて再出発!!!人と出会うと力をもらえます。
この後は高速道路の建設現場とぶつかりトラックの嵐に。これはこれで砂ぼこりの厳しい道でした笑。中国の会社が建設を担っているらしく至るところに中国語&中国人……チャイナパワーすごいです。私は困っていると思われたのか、中国語でガンガン話しかけられるのですが、分からず何もできないため、話しかけてくださった皆さんに???の顔をされるという珍事件も発生しました……もう嫌。この状況がわけわかんないと思いながらコラシンの町へ。色んな緊張から解き放たれて、久しぶりのフカフカベッドのお宿で、宿に着いた瞬間から動けなくなりました笑。
おばさんたちは良い人だったのですが、ハエに悩まされて深夜まで寝れず、なかなか苦行が終わらない日でした笑。
Day4@サモール
9月11日 ベルモッシュ→サモール
辛かった1日です。トレイルマークなく道が分かりづらい&廃村ばかり=人に会わない。
朝からお母様が、パンケーキを焼いてくださり、しかもお昼に食べなさいともたせてくれました。飼われている豚さんのフクフク感から、この家の良さを感じます笑。本当に色々と感謝をしてから出発!!
モンテネグロに行くと行ったら道がないと言われたので引きかえそうか迷っていたら、奇跡的にビアディナリカトレイルを歩いているトレッカーさんに会いました(後にも先にもこの人達のみ!笑)。道が分かりづらく、GPSで行くしかないが行けるとのことで行くことにしました。ちなみに登り始めた時はトレイルマークもきっちりあって分かりやすかったのですが………。
おもてなしを受けていて出発時間が遅くなったのがいけなかったのか、難所の丘を越えたあたりで、ひょうが降ってきました。難所すぎて1人で歩くのが怖くて緊張していてホッとしたのも束の間でした(;o;)とりあえず難所を越えていたので、とりあえず良かったと思いつつも、止まないひょうと雷と闘いながら、半泣き状態でずぶ濡れになりながら、15分走って近くの村へ。
何が楽しいのか分からなくなりました(..)
近くの村は廃村……人がいるって素晴らしいですね。とりあえず壊れた民家に飛び込み雨とひょうが止むのを待ちました。標高が高いのと濡れしまい寒いのと、、、苦行でした。
ひょうが止まったタイミングで、人がいることを信じて他の村へ前進。4つくらい村を過ぎたのですが、全て廃村。確かに住むのは厳しい環境なのでしょうがないと思いつつも泣きたくなりました(..)
予想外のことがふり重なり日が暮れ始めたので、廃屋で1泊か教会で1泊かを選ぶことにしました。信者さんには申し訳ないのですが、廃屋が廃屋すぎて………ごめんなさい……教会をとりました。
標高が高く、風が強いので、教会(建物)のありがたみを感じました。濡れた服を着替えて就寝。この時ばかりはスープが極上の飲み物になりました。
1人で危険はおかさない(おかしたくなくても危険な可能性があれば避ける)と、、、ここで誓いました。本当に怖かった苦行の1日でした。。。
Day3@ベルモッシュ
9月10日 ウサンジェ→ベルモッシュ
地味に昨日、モンテネグロに入国しており今日はアルバニアに戻り、明後日にはまたモンテネグロに入国するという複雑な動きをしております笑。アルバニアもモンテネグロも自由に往き来して良いとのことだったので、パスポートコントロールは半分、意味がない感じですが動いていました笑。もちろん山中にはパスポートコントロールなんてないので出入国はぐちゃぐちゃです(^^;
モンテネグロの町で食料補給しました。町にはモスクがありました。アルバニア(テス)では基本的に教会しか見ていなかったので、宗教での国境の線引きかもしれません?ちなみにこの後、アルバニア人にモンテネグロ人との言語の違いを聞くと、わりと違うのでコミュニケーションが大変だと言っていました。アルバニアとコソボは同じ言語なので楽だそうです。いや………本当に旧ユーゴスラビアは宗教も言語も複雑です。
アルバニアの秘境、ベルモッシュ村。人口400人程度だそうです。村には高校はなく、高校に行くために村を1回出なくてはいけないそうです。Balkan Peaks Trailからも外れているため観光客もまばらでした(^^;
観光客がまばら=キャンプ場も値上がりということで、キャンプ場を諦め民家の庭で泊まらせてもらえないか交渉することにしました。あっさりOK!優しいアルバニア人の方に出会えました🙇
寒いし雨も降りそうだからと、この後リビングのゆったりしたソファーベッドで寝させてもらえました。キャンプ続きでフカフカのベッドは快適でした。娘さんが少し英語ができて、お兄さんがアメリカに行っていて6年間会っていないと。いつの日か私もアメリカに行きたいと涙のでるお話を聞かされました。そして村やご近所さんを案内してくれました。素敵な一時で、私の理想の時間です。
しかもご飯がエンドレスでできます……トルコのようです(^^)豚さんが主食で、キリスト教圏に入ったことを実感します。ちなみに豚さんを殺すのは冬場のみで、お肉はソーセージにしたりして保存食にするそうです。基本的に自給自足の村なので、色んなことが勉強になりました。そして自家製のご飯がどれも美味しかったです。本当にただただ至福な時間を頂きました。歩いていると人の優しさがしみます。
Day2@バルボア→ヴサンジェ
8月9日 バルボア→ウサンジェ
たまたま宿(私のみキャンプ)で出会ったイギリス人のおじさん、ジョンさんも同じ道で行くらしく一緒に行こうと言われたので、同行させてもらいました。
昨日とは違う景色ですが、登りが続きクタクタに。ジョンさんのペースでゆっくりだったので私的には楽チンでしたが笑。峠の茶屋です。どうやって生活しているのか不思議な作物も育たない土地に一件だけお家がありました。今はカフェを営業しているのですが、雨降る寒い中、登りで疲れた体を癒してくれたお茶が100円………申し訳ない気持ちもありつつ、本当にありがたかったです。
ジョンさん自由人でした笑。
たくさんの洞窟。不思議な地形で面白かったです。雨が降ったり止んだり、、、こんな日のトレッキングも嫌いじゃないです(^^)
行き先が別れるため、ジョンさんと離れてウサンジェへ。たまたま牧羊中のおじさんがキャンプ場(ゲストハウス)も運営していたため、誘われるがままにそこへ。とにかくキャンプ場は絶景でした。特に朝焼けが綺麗でした。
たまたまキャンプ場で出会ったイスラエル人のカップルと意気投合して、楽しい一時を過ごしました。イスラエル人(ユダヤ人)ですが考え方が穏やか(イランに行きたい!とか)なのと、トレイルマークを描くお仕事をしていることもあり、話が盛りがあがりました(^^)特に私はジーザストレイルでトレイルマークにお世話になった話をしたら、もっと良いトレイルがあるからイスラエルに再訪して!と言われました笑。ちなみにイスラエルはユダヤ人が多いから、ジーザストレイルはメジャーじゃないよ!とのこと……確かに!!英語で調べるとトップにくるのはジーザストレイルですが、英語で調べる人は基本的にクリスチャン(ヨーロッパ人)というのは盲点でした(^^;
基本的にトレッキングで出会う人と私は相性が良いです!本当に楽しかったです。